響子さんの たらふくレシピ

   今回はローストビーフ丼です。

   お孫さんが作ってくれたローストビーフらしいです。

   さすが響子さんのお孫さんです。

     ローストビーフ丼


        もしもし

                                波戸辺のばら

  過日、句会会場の申し込みに、夫の車で行き建物の前で

待ってもらっていた。手続きを済ませて「お待たせ!」といつ

もの軽貨物車の助手席に乗り込んだ。途端に、運転席から

 「もしもし」の声。違う人の車だった。確か、同じ頃に受け付け

 にいた方だ。「すみませ~ん」と、慌てて降りる。恥ずかしかっ 

 た。知らないおばさんが、突然、自分の車に乗り込んできた

 のだから、相手の方もさぞ驚かれたことだろう。今日は乗用

 車で来ていたことを忘れていた。夫の車に乗ってから、今の

 見ていたかと聞いたら「また、おもろいことしているなあと思っ

 ていた」と言われた。

   私はけっこうそそっかしいので、失敗したのは、これが初

 めてではない。寒い朝、玄関先で俯いて震えていた、少年を

 孫と思い込み部屋に上げて、布団に寝かせたこともある。

 れにはみんな呆れて大いに叱られた。

 そういえば、瓔の仲間との一泊旅行を一日、間違えていて、

 電話をもらって慌てて追いかけたこともあったなあ。

 

                          

     写真  のばら (西陣織 織機)

       


      寒し       

                            たかはしすなお 

 私の子どもの頃はガス湯沸かし器がなかったので、夕飯の食器はストーブにのせた薬缶のお湯を、洗い桶に入れて洗った。水は今よりもっと冷たかった。

 雪が多く降る地域ではなかったが、時々大雪が降った。保育所に勤めていた頃は、雪が降ったら子どもたちが園庭に

出て雪だるまや雪合戦で大騒ぎ。しばらくすると手袋が濡れ「冷た~い!冷た~い!」と泣き出す子も。お湯をバケツに

入れ手を温めた。湯を用意する私の手も凍え湯につけると

かった。

 ここ数年は暖冬だったので、もう少し寒くても良いのに思って

いたが、今年の冬は寒い。朝晩と日中の温度差も大きい。こん

な冬は春が待ち遠しい。

 

口を閉じ寒し寒しのほか言わず

     宇多喜代子

消火器の赤がぽつんと寒さうで

     はしもと風里

寒き日の開戦会議の椅子四つ

    つじあきこ               

     写真  すなお (1月14日駅前の温度計)