もしもし
波戸辺のばら
過日、句会会場の申し込みに、夫の車で行き建物の前で
待ってもらっていた。手続きを済ませて「お待たせ!」といつ
もの軽貨物車の助手席に乗り込んだ。途端に、運転席から
「もしもし」の声。違う人の車だった。確か、同じ頃に受け付け
にいた方だ。「すみませ~ん」と、慌てて降りる。恥ずかしかっ
た。知らないおばさんが、突然、自分の車に乗り込んできた
のだから、相手の方もさぞ驚かれたことだろう。今日は乗用
車で来ていたことを忘れていた。夫の車に乗ってから、今の
見ていたかと聞いたら「また、おもろいことしているなあと思っ
ていた」と言われた。
私はけっこうそそっかしいので、失敗したのは、これが初
めてではない。寒い朝、玄関先で俯いて震えていた、少年を
孫と思い込み部屋に上げて、布団に寝かせたこともある。こ
れにはみんな呆れて大いに叱られた。
そういえば、瓔の仲間との一泊旅行を一日、間違えていて、
電話をもらって慌てて追いかけたこともあったなあ。